『叙述トリック』にご用心

主人公、あるいは作中の登場人物が「男ではなく実は女でした」とか「実は別の人物でした」「それぞれ別々の人物ではなく実は同一の人物でした」といったように普通に読んでいるだけでは気づかない、作中人物ではなく「読者」を騙す仕掛けのことを「叙述トリ…

幽霊には何故足がない?

日本の伝統的幽霊には足がない。その理由は諸説あり、最初にそのように描いたのは円山応挙という江戸時代の画家だとされているそうだ(ググった)が、これも俗説であるらしく、結局のところ誰がどんな理由で幽霊から足を奪ってしまったのかはっきりしていな…

魔性の遊戯

人生を麻雀に例えたがる麻雀打ちは少なくない。縮図とまでは言わないまでも確かに似通う所があるし、少なくとも人生ゲームよりは人生を表しているように思える。 麻雀で最初に各プレイヤー配られる13枚の牌のことを配牌という。この配牌の良し悪しは完全に運…

ウソについてのホンネ

嘘をついても許される日、エイプリルフール。しかし巷に花を咲かせる「嘘」は嘘と言うよりジョークばかりではないか。各企業、機関、著名人には普段なら問題発言として炎上するようなことをどんどん言って欲しいものである。そしてそれを今日だけは許せると…

日記をつける、ということ

昔から文章を書くことは好きなのだけれど日記をつけるという行為がどうも苦手だ。単純に飽きっぽいからというのもあるが、逆に一度ハマってしまうと盲目的にのめり込んでしまうタチでもある。もし自分が毎日日記をつけようとすると、すぐにサボって忘れてし…