2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

責任は誰にある?

韓国の客船、セウォル号沈没事故について報道が連日なされている。事故の悲惨さもさることながら、関係者がその責任を押し付けあっていることや報道を見た人間が好き勝手言ってることに辟易している自分がいる。事故そのものの原因と責任をごっちゃにし、そ…

縦横に割ってみる

物語を面白くする一要素として「伏線」とその回収というのが挙げられる。作中である事象(例えば人物の会話等)から後の展開に繋がる事柄をさりげなく匂わせておくと、その「後の場面」が描かれた際、受け手に話の繋がりを上手く感じさせることができる。こ…

前回エントリについてのお詫び

前回、叙述トリックについてのエントリで最後にオススメの叙述トリック作品をいくつか挙げました。しかし、叙述モノはその性質上「叙述トリックが使用されていること」を知った上で読んでしまうとその魅力が半減してしまうため、白文字で表記してそのことを…

『叙述トリック』にご用心

主人公、あるいは作中の登場人物が「男ではなく実は女でした」とか「実は別の人物でした」「それぞれ別々の人物ではなく実は同一の人物でした」といったように普通に読んでいるだけでは気づかない、作中人物ではなく「読者」を騙す仕掛けのことを「叙述トリ…

幽霊には何故足がない?

日本の伝統的幽霊には足がない。その理由は諸説あり、最初にそのように描いたのは円山応挙という江戸時代の画家だとされているそうだ(ググった)が、これも俗説であるらしく、結局のところ誰がどんな理由で幽霊から足を奪ってしまったのかはっきりしていな…

魔性の遊戯

人生を麻雀に例えたがる麻雀打ちは少なくない。縮図とまでは言わないまでも確かに似通う所があるし、少なくとも人生ゲームよりは人生を表しているように思える。 麻雀で最初に各プレイヤー配られる13枚の牌のことを配牌という。この配牌の良し悪しは完全に運…

ウソについてのホンネ

嘘をついても許される日、エイプリルフール。しかし巷に花を咲かせる「嘘」は嘘と言うよりジョークばかりではないか。各企業、機関、著名人には普段なら問題発言として炎上するようなことをどんどん言って欲しいものである。そしてそれを今日だけは許せると…